「葵お待たせ!いつもありがとう!」
「ん。行くぞ。」
「うん!」

葵が迎えに来てくれるようになったのは1年前から。

小さい頃から幼なじみで常に一緒に遊んだりなんかしてた。

だけど、中学に上がって暫くしてから葵は髪を染めたり、夜も出掛けたりして学校もサボったりで一緒に居ることも減ったんだ。

それでも学校の廊下とか会った時はいつも話しかけてくれて、たまに連絡もくれて、一緒にいることは減ったけどいつも気にかけてくれてた。


1年前のあの日、あの事があってから葵はあたしが独りにならないようにいつも迎えに来てくれて学校でもそばに居てくれるようになったの。