光

日「はぁ〜、めっちゃ遊んだ〜。」
「そうだね♪楽しすぎてもう20時だよ。」
日「えっ!?もうそんな時間!?やばっ、20時に連絡しろって瞬に言われてたの忘れてた！ごめん澪、ちょっと連絡してきてもいい？」
「いいよ！きっと心配してるよ。あたしあそこの椅子に座って待ってるね！」
と店の前のベンチを指差した。

日「はやめに戻るから！知らない人に話しかけられても無視だよ！」
「分かってるよ♪待ってるね。」

ベンチに座って空を見る。
繁華街はネオンが眩しくて空の星が全く見えない。
「(あたしも一応葵に連絡しとこうかな。)」

そう思い携帯を取り出した時足元に影が落ちた。
日菜ちゃんが戻ったのかと顔を上げると、
男1「うわ、めっちゃ可愛いじゃん！」
男2「今までで1番だわ！」
いかにも！なチャラい男2人が声をかけてきた。
男1「ねぇ、1人で何してんの？暇なら俺らと遊ぼ！」
男2「こんな夜に1人とか寂しいじゃん？」
そう言って一人の男が隣に座り、肩を抱いてきた。
葵以外の男と関わったことが少ないため、2人に対して恐怖が芽生え鳥肌がたった。
「1人じゃないですから。離してください！」
男1「そんな事言って誰もいないし〜、絶対楽しいから行こっ。」
強引に手首を捕まれ立たされた。
「やめてください！(日菜ちゃん！葵！助けて！)」
抵抗しても男2人にかなうはずもなく、どうしようもなくて泣きそうになった。