ストロベリー

「なぁ、季愛。もうすぐ大会前だから、もっと練習して上手くなりたい。でも、季愛とも一緒にいたい。明日から、登下校一緒にしない?イヤだったらいいんだけど。朝早いし、夜遅いし。」
それを聞いて、ポカーンとしてしまう私。
まさか、そんなことを思ってくれるなんて思わなかった。何て言ったらわかんないけど、そんなことを言うイメージじゃなかった。だから、なおさら嬉しかったんだ。
「うん!!一緒に登下校する!ってか、断るわけないし!」