ストロベリー

「洵?!」
私はびっくりしすぎて、声が裏返ってしまった。
「おはよ!季愛。」
すると、洵はとても優しく微笑んでくれた。
「なんで?!いつもこんなに早いの?」
「うん。俺、朝自主練してんだよね。」
そう、洵はサッカー部の1年エースだった。
「偉いな~さすが洵!じゃぁ、今から練習?」
「うん!俺、もっともっとうまくなって、早くレギュラー入りしたいんだ。」
そっかぁ~やっぱすごいよ、洵は。
あっ!!いいこと思いついた~
「ねぇ、洵。今からさ、洵の自主練見てちゃだめ?」