私の進む道

「…お願い……しま…す……」

「……!」

女性はそう言い終わると、ふっと目を閉じた。


「…安らかな眠りを…」

私は穴を掘り女性と男性を入れ、土をかけた。石を立てて、これが墓石の代わりになるかは分からないけれど無いよりはマシだろう。


私は手を合わせ、二人の安眠を願った。



「ヨイショ…っと」


私は少年ユーリを背負いラウディアへと向かった。


人って本当に儚いものね。


そう思いながら、女性が言い残した『ユーリをアルトの所に』という願いを叶えてあげるために。



元々ラウディアには向かうつもりだし、これはついでだ。それに…


「大切な人をなくすのは辛いからな…」