「晴野、誘ってんの?」 「…はい?」 「ま、桃さんだろうけど…」 「神野くん?」 何を言っているんでしょうか。 誘うって、今日は神野くんが誘ってくれたんじゃないですか。 神野くんを見上げると、神野くんの頬が真っ赤になってしまいました。はて? 「…ッ晴野。今日1日手離すなよ」 「え?」 ぎゅっと掴まれた手。不思議と嫌な気はせず、気づけば素直に頷いていました。