「晴野って本当に天然だな。素直って言うのか?」
「バカにしないで下さいよ」
「わりぃ。…晴野もっかいおいで」
「へ?」
「遅刻した罰。ほら」
両手を広げる神野くんになんで?という気持ちと胸の奥から熱い何かが込み上げて来て、顔がまた勝手に赤くなりました。
うぅ、でも罰なら仕方ありませんね。
…でも、意識すると何だか恥ずかし過ぎて、とあるところから進めなくなりました。
うぅ、どうしよう…。と、考えている間に腕を掴まれて引き寄せられて、抵抗する間もなく、すっぽりと神野くんの腕の中に入ってしまいました。
理解すると、また顔が熱くなり、心臓がバクバク音を立て始めました。
うぅ、恥ずかし過ぎます…。


