お母さんの言葉に体が勝手に反応してその場で急停止。 くるりと振り返ると、お母さんが笑っていました。 「よも、デートを遅刻した時はね、ぎゅって抱きついて謝るのが鉄則よ」 「はい?お母さん何言って…」 「ほら、いってらっしゃい」 くるりと玄関に向けられると、背を押されました。お母さん何がしたかったのでしょうか。 それより、行くしかありません! そしてまたまた用意されていたブーツをはくと家を飛び出していきました。