「神野くん渋いですね。抹茶も好きですか?」

「…あぁ」

「あはは、春になったらお花見しながら蓬饅頭と抹茶を楽しみましょうね」

 ニコッと笑った晴野の笑顔に、思わず視線を逸らす。

 直視してたら俺の体中の血なくなるわ。確実に。

 でも、春になってからの約束までゲットしたから、今回のことは良しとしよう…。

秋空side END