『…あんたら、恥ずかしくねぇの?』

「何のことでしょうか?」

『…まぁいいや。このパソコン用意した奴後でぶん殴ればいい話だし』

「ハル、でも…」

『心配すんな。バックアップは10本以上あるぜ?ほら』

 ポケットから普通に出したUSBの本数5本。

 思わず神野くんも雷斗くんも絶句してしまいました。
 ついでにこれ、お母さんと剣人さん、若さん、お供さんも1本ずつ持ってるんですよねぇ。他にもいますが、まぁそれはいいでしょう。

 予想していなかったのか、父親はあんぐりしています。

 USBの消去プログラムをきれいに消させていただいて、改めて新しいものをさすと、もちろんきれいにデータが入っています。

 その後の準備は神野くんに任せ、父親に笑みを向けると、父親は舌打ちしていました。

 報道陣の方から見えないことを言いことに。全く、舐められたものですね。