「…晴野、お前最後に生理来たのいつだ」
突然口を開いた神野くんに雷斗くんとこうくんが音を立てるのではないかと言うくらいものすごいスピードで振り返りました。
「神野!いきなり何言ってんだよ!!」
「…微熱に吐き気、それに今までお前自分でも気づかねぇうちに寝てただろ。気持ち悪いのが、吐き気じゃなくて、つわりだったとしたら?」
神野くんの言葉に幹部室が静まり返る。
全身から血の気が去っていくような感覚がする。
…違う。そんなんじゃ…ない。
ただの風邪だ。気を抜いたから、だから風邪を…。
神野くんは手を握って来て膝立ちをすると視線を合わせてきました。
「晴野、答えろ」
「…違う。妊娠なんか…してない…」
「だから、確かめるために聞いてるんだ。何日遅れてる?」
「違う、違うから…。だから、関係ない…」
「晴野」
ぎゅっと痛いくらいに握られた手。


