「ッと、とにかく学校行くぞ!」

「は…ひゃい!」

 ひゃぁああ!噛んだ、噛んじゃいました!

 うぅ、顔が熱すぎて茹ってしまいそうです…。

 なんとか神野くんから離れて隣を歩きますが、またまた無言です。

 でも、神野くんは手を繋いでくれました。
 恥ずかしいのに、何故だか安心します。神野くんは不思議ですね。ずっと、隣に居たいって思います。

 なんででしょうね…?

 学校についても、神野くんはずっと手を握っていてくれました。