「それで、情報は大丈夫なのか?」

「はい。昨日時点であらかた。さっき若さんから連絡あって、組の方の裏は取れたと言っていたので。パソコンにデータまとめて送ってくれたみたいです」

「後はビデオと関口っていう奴か…」

「それは俊也さんに同窓会に行くついでに取って来てもらうことになりました」

「はぁ?あのバカ、こんな時に…」

 剣人さんが再び殺気づいてしまいました。怖いです…。

「で、晴野は何するんだ?」

「私ですか?資料作成と、プレゼンつくり…です」

「なら、俺もやる。大変だろ?」

「ありがとうございます」

「よもちゃん、俺も手伝うよ」

「ありがとうございます。雷斗くん」

 2人の手を借りれば何とかなりそうですね。

 この日から、私たちは情報の整理に追われ続けることになりました。