と思っていると、神野くんの手はガシッと雷斗くんに掴まれてしまいました。

 雷斗くんからは殺気のような対抗心が丸見えですね。

「よもちゃんに触ったら殺す…」

「お前邪魔なんだよ…」

「まぁまぁ!ケンカしないでくださいね!!」

 慌てて2人の間に割り込みます。本気でケンカなんてされたら止められる気がしません…。

 やってきた電車に2人を押し込んで何とか乗り込めました。