「よも。今日泊まりにおいでよ。ともとみあもその方がいいでしょ?」

「ねーねとねる!」

「る~!」

 紅葉さんの言葉に智希と望亜がすぐに飛びつきました。

 お言葉に甘えて今日は紅葉さんと颯人さんの家にお泊りです。

 その後、面会時間ギリギリまでいて、颯人さんの運転する車で颯人さんと紅葉さんの家に行きました。

 2つ敷かれた布団で智希と望亜と3人で転がれば2人ともくっついてきました。

 お母さんもお父さんもいなくて、やっぱり寂しかったんですよね。

 2人のためにも頑張らなきゃ…。

 2人の寝顔を見ながら、そう決意して意識を手放しました。