「…家族をめちゃくちゃにされて、無事でいると思わないことです」 「何を、おっしゃっているのかわかりませんが…」 「罪を犯した人には、それ相応の罰が下る。そういうことですよ。あと、帰らないと父にお伝え願いますか?私、今反抗期なんです」 今度こそ前を向いて歩き出す。 神野くんと雷斗くんが両側から手を握ってくれる。 大丈夫。負けない。あんな卑怯者に負けたりしない。 刑務所から出ると、駅まで大急ぎで走りました。 幸い追ってくることはなく、無事に地元までたどり着きました。