「雷斗くん、ごめんなさい。嵐鬼のほうも大変なのに」

「大丈夫。嵐鬼は朔夜さんと輝星さんがいれば平気だから。大体、俺の親がよもちゃんに酷いことしたんだからさ」

「雷斗くんは悪くないですよ」

「ありがとう。そう言ってもらえると助かる」

「それじゃ、行くか」

「神野。お前が仕切るな!」

 なんだかこの3人で動くなんて新鮮ですね。

 ケンカを始めそうな2人の背中を押して、家に向かいました。