教室に向かう途中、
まりちゃんと杏に会った…
そういえば…2人にはまだカ~くんとのことを言っていない。

私たちを見て首を傾げる2人…

私は2人に説明をした。

杏「こんなイケメンが彼氏なの~!?」

と、羨ましそうな顔をする杏。

茉「良かったね…幸せになりなよ?」

と、お祝いしてくれるまりちゃん。

カ~くんも幸せそうな顔をしていた。

皆の暖かい感じに、
私は幸せだな~…なんて思っていた。

大好きな友達。
大好きな彼。
私は本当に幸せ一杯だった…


教室に入り、席に着くと…笑顔でゆずちゃんが近づいてきた。

ゆ「オハヨー!」

椿「あ、おはよ~!」

ゆ「楓くんも、オハヨー!」

私はゆずちゃんのカ~くんの呼び方に
嫉妬した…

『…』

カ~くんは普段はあまり女の子と話さない。
理由を聞いたらいつも、女子は苦手…。
って言ってる…

ゆ「楓くん、ツンデレだねー」

うざい…

ゆずちゃんは男好きで有名だった…
だから、イケメンのカ~くんを狙ってるのはバレバレ…

ゆ「アッ!お揃いのリング?いいな~」

本当にうざい…

私はカ~くんに目で助けを求めた…

『…俺、ちょっと体調わりぃかも…
椿、保健室ついてきて?』

カ~くんは私の手を引いて教室を出た。

向かったのは保健室…でわなく、屋上。

もちろん、カ~くんが体調悪いのも嘘。

「カ~くん、ありがとう!」

『おぅ!アイツ…ずーっと1人で喋ってたな…?』

カ~くんはそう言って笑った
それにつられて私も笑った