あの日から女の子たちからは何も言われなくなった。

もぅ、私は何も怖くない。
だって…
隣にはいつも
大好きな彼が居てくれるから…


付き合って1ヶ月の記念日。
私はカ~くんの家に遊びに来ていた。

「付き合って1ヶ月だね~」

『そうだな…どこ行きたい?』

私がいきたい場所を考えていると、
カ~くんが後ろから抱きついてきた…

「どうしたの…?」

『指輪…買いに行こうか?笑っ』

冗談混じりに言うカ~くん。

「えっ!?」

プロポーズ…!?
まだ付き合って1ヶ月だよ!?

『本気にした?笑』

意地悪な顔で笑うカ~くん。

「もぉ!からかわないでよ!」

ちょっと本気にしちゃったじゃんか…

『よし!出掛けるぞ‼』

そう言って強引に私の手を引くカ~くん


数十分後…
着いたのは、大きなショッピングモールの中のアクセサリーショップだった。

『何でも好きなの選んでいいぞ?』

ニコッと笑うカ~くん。

私はアクセサリーを2つ手に取った。
ひとつは私の…もうひとつはカ~くんの

私のはピンクのリングで、カ~くんのは黒のリングネックレスにした。

私の分はカ~くんが買ってくれて、
カ~くんの分は私がナイショで買った

店員さんにきれいに包装してもらい、
私は渡すタイミングを伺った…