Beautiful tears*



「...ねぇ。あなた達何者なの?」




リュウジさんは雑誌を読み、銀髪とユウくんは携帯を見ながら話していてカナメ隅っこにあるテレビ、1人掛けソファーにどかっと座ってる茶髪はタバコを吸ってて。




バラバラの事をしてるこの空気の中、気になったことを聞いてみた。




『やっぱり、知らなかったのか。』



カナメが納得したかのように頷く。


こっちはさっぱりなんだけど。




「答えになってない。」


『まぁ、なんとなく見たら分かると思うんだけど。僕達はね、"虎王"っていう暴走族なんだ。』



「ここにいるの、みんなそうなの?」



『うん。下にいるのもみんな。』




優しい笑顔のリュウジさんに危うく騙されるところだったけど、結構辛い状況にいる?私。


て言うか、カナメもそうだったんだね。




『僕達は幹部で、レンがここの総長なんだよ。』


「...それで、どうして私がここに来なきゃいけなかったわけ?」



『うーん。それは仲良くなりたかったからかな?』


「私と?」


『そう。レイナちゃんと仲良くなりたかったから。』


「どうして私?」



『それはレイナが他の女とは違うからだ。』




リュウジさんの説明の途中で、私の問いに答えたのはカナメで。



当たり前だろみたいた顔をしてる。




『その辺にいる女は、俺たちに媚びを売る。気に入られたいから。でも、レイナは媚びを売るどころか俺たちの事を知らなかった。だからだ。』




他の女と同じと言われなくて嬉しいけど

だからって私なのか。




「確かにあなた達の事は知らなかったし、興味もない。だけど、そんなの探せば他にもいるはずよ。」




私だけに限ったことではない。



そんなの、いくらだっているでしょ。