「じゃあ、もう予鈴なるから自分の教室戻りなさいっ」
「えぇぇぇ〜‼︎」
莉子に腕を引っ張られて、
3組の教室から引っ張り出されていく。
あ、あたし達は1年3組の高校1年生。
みんな仲良くやってると思う。多分…
******************
「莉子ちゃん、美咲ちゃん」
「んー?」
「どうしたー」
「これって、光里が朝忘れてったハンカチっぽい…」
ハンカチを莉子ちゃんと美咲ちゃんに見せると、二人とも呆れた…って顔をしてこんなことを言った。
「じゃああたし達で4組行って光里に届けに行ってこよ‼︎」
「いいね、その提案‼︎
さすが美咲〜」
「え…あ…」
…二人とも葵くん目当てでしょ
4組行く子なんて、だいたい葵くんに会いに行ってるし…
この2人も絶対そうだ…
あっ…今は昼休みだから
いるかどうかは分からないけど…
******************
「ひっかり〜‼︎」
莉子ちゃんがドアを開けると、
光里はこっちを振り返る。
「あ、なづ達。どうしたの?」
あたしは、2人の間から光里に近づく。
教室に入ろうとすると、
光里が近づいて来たからやめた。
「これ、朝忘れてったでしょ」
「あー‼︎
私のハンカチ‼︎
なくて困ってたんだよね〜
どこにあったの?」
「あたしの机の前の人が、拾っててくれたみたいであたしにさっき届けてくれたの」
「そうなの⁈
なんて優しいのっ
ありがとー‼︎」
光里はあたしの頭を子供のように撫でる。
「……………」
嬉しくないわけでもないけど…ね
「えぇぇぇ〜‼︎」
莉子に腕を引っ張られて、
3組の教室から引っ張り出されていく。
あ、あたし達は1年3組の高校1年生。
みんな仲良くやってると思う。多分…
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「莉子ちゃん、美咲ちゃん」
「んー?」
「どうしたー」
「これって、光里が朝忘れてったハンカチっぽい…」
ハンカチを莉子ちゃんと美咲ちゃんに見せると、二人とも呆れた…って顔をしてこんなことを言った。
「じゃああたし達で4組行って光里に届けに行ってこよ‼︎」
「いいね、その提案‼︎
さすが美咲〜」
「え…あ…」
…二人とも葵くん目当てでしょ
4組行く子なんて、だいたい葵くんに会いに行ってるし…
この2人も絶対そうだ…
あっ…今は昼休みだから
いるかどうかは分からないけど…
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「ひっかり〜‼︎」
莉子ちゃんがドアを開けると、
光里はこっちを振り返る。
「あ、なづ達。どうしたの?」
あたしは、2人の間から光里に近づく。
教室に入ろうとすると、
光里が近づいて来たからやめた。
「これ、朝忘れてったでしょ」
「あー‼︎
私のハンカチ‼︎
なくて困ってたんだよね〜
どこにあったの?」
「あたしの机の前の人が、拾っててくれたみたいであたしにさっき届けてくれたの」
「そうなの⁈
なんて優しいのっ
ありがとー‼︎」
光里はあたしの頭を子供のように撫でる。
「……………」
嬉しくないわけでもないけど…ね

