「なづ、話があるんだけど…」
朝、学校に向かうと、
朝練で早く来ていた光里に話しかけられる。
「あ、うん」
そう言うと、あたしは屋上に連れて行かれる。
なんだろう、あたし何かしたかな…。
少し嫌な予感がして逃げたくなる。
手には汗が浮かんでて、心臓もドキドキしてる。
キィ…。とドアを開けて、屋上に出ると
光里は少し行ったところでクルッと振り返る。
「なづさぁ…」
「うん…」
「莉子のこと…
本当はどう思ってるの?」
突然のびっくりする質問。
どうしてそんな事を聞くんだろう…?
「どうして…?」
「…だって、葵くんの彼女じゃん。
莉子はなづの気持ちに気付いてたでしょ?なのに、なんで………」
「そうだけど…でも…それはあたしの問題じゃないじゃん?」
「え?どうして?」
「なんで付き合ったりなんかしたんだよって思ったりしてるんでしょ?
それで、あたしが莉子の事どう思ってるのか聞き出そうとしたんでしょ?」
図星。みたいな顔で光里がうつむく。
「…はぁ。
光里の考えてることなんか、だいたい分かるんだから」
あたしが苦笑しながらそう話すと、
光里はびっくりするほど真剣な顔であたしの事を見てくる。
「どうも思ってないわけ?」
「莉子ちゃんの事はどうも思ってないよ?」
「…いっつもそうだよね。
あたしに何も言ってくれない」
「あ…光里…あたしはそんなつもりとかじゃなくて…っ‼︎」
「まぁ、いいよ。話したくなったらでさ。別に私傷ついてなんか…ないから」
「…光里…」
あたしは知ってる。
少しだけ切なそうに揺らす瞳に、
スカートの裾をギュッと握って無理して笑う笑顔を。
これは光里が傷ついたり、動揺してるときの癖。
あたしは光里のこと、なんでも理解してるつもりでいるから。
中学の前からずっと一緒にいるんだよ?
光里のこと全部わかってるに決まってる
だから、言わなくちゃいけないことも
あたしが一番分かってる。
だけど、莉子ちゃんの事悪く言うようなことは出来ないよ……。
朝、学校に向かうと、
朝練で早く来ていた光里に話しかけられる。
「あ、うん」
そう言うと、あたしは屋上に連れて行かれる。
なんだろう、あたし何かしたかな…。
少し嫌な予感がして逃げたくなる。
手には汗が浮かんでて、心臓もドキドキしてる。
キィ…。とドアを開けて、屋上に出ると
光里は少し行ったところでクルッと振り返る。
「なづさぁ…」
「うん…」
「莉子のこと…
本当はどう思ってるの?」
突然のびっくりする質問。
どうしてそんな事を聞くんだろう…?
「どうして…?」
「…だって、葵くんの彼女じゃん。
莉子はなづの気持ちに気付いてたでしょ?なのに、なんで………」
「そうだけど…でも…それはあたしの問題じゃないじゃん?」
「え?どうして?」
「なんで付き合ったりなんかしたんだよって思ったりしてるんでしょ?
それで、あたしが莉子の事どう思ってるのか聞き出そうとしたんでしょ?」
図星。みたいな顔で光里がうつむく。
「…はぁ。
光里の考えてることなんか、だいたい分かるんだから」
あたしが苦笑しながらそう話すと、
光里はびっくりするほど真剣な顔であたしの事を見てくる。
「どうも思ってないわけ?」
「莉子ちゃんの事はどうも思ってないよ?」
「…いっつもそうだよね。
あたしに何も言ってくれない」
「あ…光里…あたしはそんなつもりとかじゃなくて…っ‼︎」
「まぁ、いいよ。話したくなったらでさ。別に私傷ついてなんか…ないから」
「…光里…」
あたしは知ってる。
少しだけ切なそうに揺らす瞳に、
スカートの裾をギュッと握って無理して笑う笑顔を。
これは光里が傷ついたり、動揺してるときの癖。
あたしは光里のこと、なんでも理解してるつもりでいるから。
中学の前からずっと一緒にいるんだよ?
光里のこと全部わかってるに決まってる
だから、言わなくちゃいけないことも
あたしが一番分かってる。
だけど、莉子ちゃんの事悪く言うようなことは出来ないよ……。

