「 好 き 」

光里Side.



最近、莉子が好かない。
あたしの大事な大事な…なづを傷つけたりするから。




誰が見たってワザとしか思えないような言い分とか。




なんなの?
最近、ムカついたりしてたんだよね。
はっきり言ってさ。




なづが葵くんのこと好きなの気づいてたくせに付き合ったりしてさ。
それが気に入らないの‼︎あたしは‼︎




あたしは、なづに幸せになって欲しい。




最近は無理して笑ってることも多いから、そんななづを見ていたくない。




胸が締め付けられるように苦しくなる。




あたしはなづにどんな事をしてやれるだろう…。



そばにいるだけ?
話を聞いてあげるだけ?




それだけで、なづの気持ちが晴れるのかな……。



「晴れるわけ、ないよね…」




話し聞いてあげたとしても、
体験してるのは本人で。



私は話を聞いてあげることしか出来ないんだから…。




そんなのもどかしい。




だったらこの際、嫌われてもいいから
なづに莉子の事を正直に聞こう。




そうすれば、なづも軽くなるかな…。




一番、恨んでる相手はきっと………




「莉子だよね…」




なんとか、しないと。



私が一番なづの事分かってるんだから。




光里Side.end.