「なづおはよ〜」
「あ、美咲ちゃん…。」
今日、学校に来るのがすごく憂鬱で休んでしまいたくなった。
だって、莉子ちゃんは葵くんとずっと一緒にいるだろうし…。
好きって気付いて2日目なのに、
もう失恋とか……。
小説のヒロインなのに…。
「あ、そういえばさ」
「んー?」
「光里が怒ってたよ〜」
「えっ?なんで?」
光里が怒るなんて、
滅多にないから少し驚き。
「なんか、莉子のことで怒ってたような気がする…。
なんかあったの?」
もしかして…。
莉子ちゃんが葵くんと付き合ったのを知って怒ってるのかな…?
そしたら、莉子ちゃんが危ない。
傷つけられちゃうよ…。
「光里今どこにいるの?」
「さっきは自分のクラスで彼氏と仲良くしてたけど、今はどこにいるかわかんないなぁ」
「そっか、ありがと‼︎
あたし探しに行って来る‼︎」
そう言ってからあたしは下駄箱に強引に靴を詰めると走り出そうとした。
そのとき、美咲ちゃんが腕を掴んだ。
「美咲ちゃん?」
「私も探すよ‼︎」
「あ、ありがとう〜‼︎」
美咲ちゃんが一緒に探すと言ってくれたから、心強いし見つかりやすい‼︎
「どこにいると思う?」
「うーん…光里のクラスにもう一回行ってみる?」
「うん、そうしよっか‼︎」
あたしと美咲ちゃんは、二人で光里のクラスに向かった。
******************
「光里〜‼︎いる〜?」
光里のクラスの教室のドアを開けると、
光里は自分の机で友達と話していた。
でも、あたし達に気づくと
不機嫌そうな顔をして席を立った。
「なづと美咲、なに?」
「えーと…光里が怒ってるよって美咲ちゃんが言ってたから探しに来たんだけど…なんかあったの?」
「…なんかあったのはそっちなんじゃないの?」
「え」
もしかして、失恋したことを言ってるのかな…?
美咲ちゃん知らないかもしれないのに‼︎
「え?光里どういうこと?」
「私が怒ってるのはね、
自分のことを後回しにして傷ついたバカに怒ってるの‼︎」
教室のドアをバン‼︎っと叩きながら
光里はあたしの方を向く。
「なづの事を言ってるんだよ、分かってるの⁈」
「え、なづ⁈」
「………」
美咲ちゃん何の事だか分かってないのにさぁ…。
光里はペラペラと…も〜‼︎
「光里、美咲、なづおはよ」
あたしと美咲ちゃんと光里で話していたら、今一番会いたくない人がやって来てしまった。
どうしよう……
「莉子、おは〜」
挨拶したいのに、莉子ちゃんの顔が見れないよ…。
どうしたら……
俯きながら考える。
そして、少しだけ顔を上にあげて光里の顔を見ると、光里は莉子ちゃんを睨んでいた。
「莉子さぁ」
「ん?」
「なづの事傷つけたら、許さないから」
「え…」
それだけ言うと、光里はドアをバン‼︎っと閉めてクラスに戻ってしまった。
「なんなの?この状況は…」
「なづ?何か…あったの?」
「美咲ちゃんは知らないことだもんね…
後で教えてあげる」
「ん、分かった」
それだけ言って、あたしも自分の教室に足を運んだ。
「あ、美咲ちゃん…。」
今日、学校に来るのがすごく憂鬱で休んでしまいたくなった。
だって、莉子ちゃんは葵くんとずっと一緒にいるだろうし…。
好きって気付いて2日目なのに、
もう失恋とか……。
小説のヒロインなのに…。
「あ、そういえばさ」
「んー?」
「光里が怒ってたよ〜」
「えっ?なんで?」
光里が怒るなんて、
滅多にないから少し驚き。
「なんか、莉子のことで怒ってたような気がする…。
なんかあったの?」
もしかして…。
莉子ちゃんが葵くんと付き合ったのを知って怒ってるのかな…?
そしたら、莉子ちゃんが危ない。
傷つけられちゃうよ…。
「光里今どこにいるの?」
「さっきは自分のクラスで彼氏と仲良くしてたけど、今はどこにいるかわかんないなぁ」
「そっか、ありがと‼︎
あたし探しに行って来る‼︎」
そう言ってからあたしは下駄箱に強引に靴を詰めると走り出そうとした。
そのとき、美咲ちゃんが腕を掴んだ。
「美咲ちゃん?」
「私も探すよ‼︎」
「あ、ありがとう〜‼︎」
美咲ちゃんが一緒に探すと言ってくれたから、心強いし見つかりやすい‼︎
「どこにいると思う?」
「うーん…光里のクラスにもう一回行ってみる?」
「うん、そうしよっか‼︎」
あたしと美咲ちゃんは、二人で光里のクラスに向かった。
******************
「光里〜‼︎いる〜?」
光里のクラスの教室のドアを開けると、
光里は自分の机で友達と話していた。
でも、あたし達に気づくと
不機嫌そうな顔をして席を立った。
「なづと美咲、なに?」
「えーと…光里が怒ってるよって美咲ちゃんが言ってたから探しに来たんだけど…なんかあったの?」
「…なんかあったのはそっちなんじゃないの?」
「え」
もしかして、失恋したことを言ってるのかな…?
美咲ちゃん知らないかもしれないのに‼︎
「え?光里どういうこと?」
「私が怒ってるのはね、
自分のことを後回しにして傷ついたバカに怒ってるの‼︎」
教室のドアをバン‼︎っと叩きながら
光里はあたしの方を向く。
「なづの事を言ってるんだよ、分かってるの⁈」
「え、なづ⁈」
「………」
美咲ちゃん何の事だか分かってないのにさぁ…。
光里はペラペラと…も〜‼︎
「光里、美咲、なづおはよ」
あたしと美咲ちゃんと光里で話していたら、今一番会いたくない人がやって来てしまった。
どうしよう……
「莉子、おは〜」
挨拶したいのに、莉子ちゃんの顔が見れないよ…。
どうしたら……
俯きながら考える。
そして、少しだけ顔を上にあげて光里の顔を見ると、光里は莉子ちゃんを睨んでいた。
「莉子さぁ」
「ん?」
「なづの事傷つけたら、許さないから」
「え…」
それだけ言うと、光里はドアをバン‼︎っと閉めてクラスに戻ってしまった。
「なんなの?この状況は…」
「なづ?何か…あったの?」
「美咲ちゃんは知らないことだもんね…
後で教えてあげる」
「ん、分かった」
それだけ言って、あたしも自分の教室に足を運んだ。

