「 好 き 」

下駄箱に靴をを入れて、あたし達は自分のクラスに向かう。



「あっ‼︎
なづ〜っ」



「なづ、おはよー‼︎」



周りの女子から、挨拶されると
嬉しくなるけど…


隣にいる光里にも挨拶……




「おはよう」




「…なづも人気者よね」



「え…」




人気者?あたしが?
うーーーん?




違う気がするなぁ。



あたしは人気もじゃなくて、
友達が多いだけじゃないのかな?




よく、分かんない。




「光里‼︎」




そのとき、隣のクラスから光里の名前を呼んだ男子生徒がやってくる。




「俊輔」




光里は、俊輔って人の彼女で。
毎朝あたしと学校に来るけど、
必ずこうして会いにくる。




「じゃあ、あたし先に教室入ってるね」




ここは空気を読まないと…