「琢磨………。行ってこいよ。」




「はぁ?どこに?」




「俺。分かってっから。行ってこいよ。」




「何言ってんの。」




「素直になれよ。後悔すっぞ。」




そう言ってギターの奴は俺の肩を叩き、ステージに上がりチューニングを始めた。




俺は……………………





-----図書館裏-----





「俺はさ………桐谷さんのこと、後輩とは思ってないよ。」





「え??後輩ですよ??(笑)」




「そんなんじゃなくてっ!!!!」




先輩が声を荒げて言う。




少しびっくりした。




「川野、邪魔してごめん。」



あたしの肩に腕が乗せられる。




「たっ、琢磨せんぱいっ…」




焦るーー




憧れ?の先輩に前後を囲まれて………




「はぁ?琢磨かよ。一番来て欲しくないんだけど……(笑)
ってか、ステージ放棄かい?」




「んなの関係ねー。」



「夢中だよな。お前も。」




「はぁ?」




「お前、この前桐谷さんに会ったばっかだろ?意味わかんねー。」



「いいだろ、別に。もともと、一目惚れな。」



どういう展開ですか?