「ど、どうしたんですか??」




「ん…………ごめん。」



「何かありました?」




「ご、ごめん。」




「ちゃんと言ってください!」



先輩に近づく。



「やっぱ………「何でもないなんて言わないで下さいよ?」




「あのさ、俺……………」




-----その頃、中庭の琢磨先輩。-----




琢磨side




くっそ。



みゆうちゃん…………



手を引っ張ったのは確か、川野。



顔が真っ赤だったから、多分…………




だよな。




あんな奴が近くにいたらほっとけねーよな。




男だもんな。




くっそ!




そう言い聞かせても、納得いかない俺。




みゆうちゃんは俺の物なんかじゃない。




みゆうちゃんは俺の物なんかじゃない。





みゆうちゃんは俺の物なんかじゃない。




「おいっ!琢磨!お前、歌えよ!ボーッとするなんて、お前らしくねーよ!」




「うわっ、ご、ごめん!ちょっと…………」




すると、横からメンバーのやつがマイクをとる。




『休憩くださーい!』