「何だよって…ひどいな。
喜べよ。待っててやったんだからよ。」




「はぁ、有り難うございます。」



「ほれ、行くぞっ!練習!」




「あーーーーー!先輩っ!先輩は団長じゃないですかー!速く行きますよっ!」



「誰だよ待たせてたのは。」



「待っててって言ってないし。」




「やっぱ、だめだよ。桐谷さん。モテない子ってそんな感じ。」



「どーせ、先輩もモテないくせにー」



すると、何か言いたそうな顔をした。



「うっせーよ。まっ、ほかの奴にはモテなくていいしな。」



何を言ってるか分からないので、無視した。



「何か言えよ。」



「すみません。」



なんて、会話をしているとグランドにつく。



「じゃあ、頑張れよ、練習。」



「そっちこそ。」



「サボるなよ。」



「うるさいなぁ。」



「出た、タメ口。」



「ごめなさい。」



「怒ってねーけど」



「知ってる」



「早くいけよ。」



「先輩こそ。」



「お前が行くまで待ってんの。」



「あたしも。」



「ほんと、何だよお前。」



「ごめなさい。」


カレカノっぽい会話だな。



照れてるあたしがいる。



あたしは、一体誰が好きなの?