すみませーんと笑うさとし先輩。 かっこいい。 ふと、隣を見ると唯はもういなかった。 〜みゆ、バスだから帰るね。〜 唯の優しさが溢れていた。 バスの時間はあと一時間くらいあとのはず。 あたしを気遣って………… ありがとう。 それから、バレー部は凄くキツイ練習を続けた。 『ありがとうございました!』 約一時間後、バレー部の部活が終わった。 ファンの子達がぞろぞろと帰っていく。 二階の観覧席には、あたし一人しか居なくなった。 少しだけ寂しくなった。