「ねぇ、あのさ、リーダー練習中に他の人と話さないでくれる?」



あー、やっぱりきた。性悪副団長だ。




「えーーー、イケメンだったから羨ましいと?笑どんまいでーす。笑」



ピースして見せる。



うざっと呟いて背中を向けた。



「あーー、先輩。あたし、もう帰るんで。」 



「はぁ?あんた、何しに来たの?」



「えっ?リーダー練習ですよ?笑」


「あーー、いいよ!帰れば?」


あたしは、負けませんよ?性悪副団長よっ!


「はぁーい!あざしたぁー。」


後ろで、転けたくせに生意気な奴めって声が聞こえたけど、しーらね。



廊下を一人歩く。


時間は経っていまは、六時。


もう薄暗くて怖い。