わたしたちに 思い出の指輪とか 思い出の物なんて なに一つなかった。 そんなお金で買える 拘束なんて お互いに望んで いなかったから。 今でもそれは 寂しく思う以上に 無くてよかったって 思ってしまうんだ。 そう、おかえりとか おやすみとか 当たり前でも 買えない幸せが欲しかった。