「んー!!終わった!」
彼女は伸びをしながら言った
「んん、何笑ってるの」
彼女はふてくされた様に俺に言ってくる。
「いや、なんかお前みたいなちっこいのが
伸びなんかしてるからほんとに子猫みたいだなって思って…」
「んにゃろ!」
言った瞬間彼女のチョップが落ちてきた
「いってーな!」
「私が何よりも身長のこと気にしてるの
に良くもそんなことを!!!」
「んなこと知らねーよ!」
えへへと彼女はのんきに笑っている
「君は笑顔が素敵なんだからムスってしてず今くらいの笑顔でいつもいた方がいいよ」
机に肘をつきながらにこにことしながら言ってくる。
不覚にも可愛いと思ってしまった。
「うるせ。お前は早く帰れ」
「冷たいなー。早く帰りますよーだ」
「はるー!!!」
元気そうな声とともにひょこっと
女の子が教室に入ってきた。
「りっちゃん!!!!」
ひきにゃー!!と妙な奇声を発しながら
彼女はりっちゃんとやらに抱きついた。
「一緒に帰ろうと思ってきちゃった」
りっちゃんとやらは、はにかんだ
「りっちゃん好き愛してる!」
そしてくるっとこっちを向くと
「この子りっちゃん!私の親友!
ってことで帰るね!今日のお礼はまたするよ!ばいばい!」
そい言うと帰ってしまった。
「何なんだあいつ。」
ほんとにわけのわからない彼女だが
彼女のことを考えると自然と笑顔になっていた。

ほんの数分後あの日記を見るまでは。