その後、カラオケに行った。


「…ねえ。結愛。あれ見て」

優里に言われ、優里の指の向こうをみたら、奏真にくっついてる莉奈(リナ)ちゃん。腕組んでるし…


「あんた、大丈夫なの?」

「え!全然!奏真とそういうのないし!」

私は、そう言った。


内心けっこう嫉妬してるかもね笑

胸がもやもやするもん。



てかなんで嫉妬してるの?友達を取られるから?好き…だから?


とかないよね!ない!絶対ない!


ガタ!

「あつ!!」

何故かホットのココアが私の足の上にこぼれていた。


多分莉奈ちゃんが立ち上がったからだと思う。


「え!結愛大丈夫!?足冷やさないとダメじゃん!」


「梨花大丈夫だよ〜!私タオル持ってるから!…うあ!」


「お前、それ冷やさないとやばい」


どうやら私は奏真に引っ張られたみたい。

てか大袈裟!


奏真は氷を持ってきて、タオルにまいて私に渡し、ストンと座った。


こ、これで冷やせて言うことか。


ふふ笑優しいとこあんじゃん


莉奈ちゃんきっと怒ってる。

まあいいか。