「颯斗」
「ん?」
「好きすぎて吐きそう」
「俺も」
ふっと微笑むと再び重なる唇。
「もっと妬いていいよ」
「…?」
「ゆののヤキモチなら大歓迎」
「で、でも…私ヤキモチやくと可愛くないこと言っちゃう…」
「じゃあそうゆう時は妬いてると思えばいいわけだ」
「もう…!」
「冗談だよ。ゆのなら全部可愛い」
「!」
これがあの颯斗なの?
クールで意地悪な颯斗がこんなに優しい顔で甘い言葉をくれる。
「なんでそこ泣くわけ?」
「だって…っ颯斗が…可愛いって…」
「前に言ったろ。これからは伝えられるように努力するって」
いつも想ってるから。そう言って私を強く抱きしめた。

