「あるけど…」


「あ、そうなの?」


ベッドから降り、立ち上がろうとする。が、まためまいがした。


やばっ…


そう思ったときにはもう遅い。床が近づく。


「…ったく、あぶねーな」


しかし、私の身体は明に受け止められていた。


「あ、あり…がと」


どうしてかな…なんか安心…。でも、ものすごく緊張!! 言葉がしどろもどろに…


「…てかこいつ、細すぎ…」


明が何か呟く。


「え、なに?」


「何でもねえよ…」


う~ん、心なしか明の顔が赤いような…?というか、


「そろそろ離して…?」


「あ、悪りぃ…。大丈夫か?」