「あー、こよみ今日体調悪いらしくて、そろそろ教室行くね。」


「…ああ」


なんとか菜緒のおかげで助かった。
ちなみに私と菜緒はクラスが一緒、明は別。


はあ…なんか気持ち悪い…。


その後も体調が優れない。今までの授業の内容は頭に入っていない。気付けばもう六時間目。


「って、ちょっと!こよみ?ホントに大丈夫なの?」


私が思っているより私の顔色は良くないらしい…。


「保健室行っといでよ。私が先生に言っとくから。」


ありがとう、と言ってから私はふらつく足取りで保健室に向かった。



保健室に行くと先生はいなかった。


ベッド借りよう…


ベッドに入るとひどい頭痛のせいかすぐに瞼が重くなってきた。おやすみなさい…。