「こよみ~、おはよー」


「おはよー、眠そうだね」


「うん。こよみ今日もきれいだね?」


「え?ああ、空?快晴だね~」


「(天然め…)」


私は、坂倉こよみ(koyomi sakakura)。高校三年生。性格は、人見知り。よく、おしとやかだって言われるかな。


そして、私の横で大きなあくびをしているのが、水瀬菜緒(nao minase)。私の親友。弟がいて、とても面倒見がいい。


私たちはいつも二人で待ち合わせてから学校に行く。


「あれ?今日調子悪い?顔色悪いけど…」


菜緒が心配そうに訊いてくる。


「う~ん、最近ちょっと調子悪くて…でも、大丈夫」


「そう?無理しないで、何かあったら言ってね」


ふふ、こういうところがお姉さんなんだよなあ…