恋愛マスター参る!!



それなのに、この名前。

スルメイカって…………。


どういう理由でつけたのか検討もつかない。


あたしは教室についてもなお、頭をひねらしていた。


「ミナミー? あんた移動じゃないのー?」


あれこれうんぬんと考えていたら親友の朝菜からそんな言葉がふってきた。


「へ??」


まぬけな声をだしながら朝菜を見上げると呆れたようなため息をはかれた。


「だからー、次、選択授業なんだけど」


「………え?!」


「いや、だから言ってんでしょ。それより私そこだから早く行ってよ」