「はぁ………」


あたしの口からも思わずため息がこぼれる。


そういえばもう受験なんだよね。


もうそろそろ次の恋愛マスター候補を絞っとかなきゃな。


最近は依頼が少ないし、過去の相談者も今はみんなそれぞれやっているし………。

大丈夫だと思ってたんだけどなー。


スルメイカさんがでてきてそうもいかなくなった。


こんな初めてのケースに上手く対応できるかなー、あたし………。




今から始まる選択授業と、

これから苦労するであろう依頼に対して、



あたしは再び大きなため息をひとつこぼしたのだった。