─入学式─

私は1-Cだから、1-Cの列にならんだ。
この学園は全学年、A〜D組まである。

校長「入学おめでとうございます。 LACの生徒としての自覚を持ち、進んで学び工夫し、豊かな心を持って生活してください……」

光莉「ボソッ 話長いな…」

私は思ったことをすぐ口にしてしまうタイプのため、こういうこともすぐ言ってしまうから、今のは周りに聞かれなかったか少し焦った。

???「…だよねっ☆ あたしもそれ思った(笑)」

光莉「あ… えっと…あなたは?」

葵「松本 葵(マツモト アオイ)っていうの。あなたは?」

光莉「私は前澤 光莉。 よろしくね」

葵「よろしくぅ☆ 出席番号順でも隣だし…近いネッ!」

光莉「…そうだね、貴方とはいい友達になれそう」


担任「 そこ!たるんでるわよ!校長先生の話を聞きなさい!!」


光莉・葵「…あはっ(笑)」

入学式が終わったあとも、席が隣だった葵とずっと話していた。

葵「あたしさー、この学校ギリギリ合格だったんだよねぇー笑 800点中 合格点500点でしょ?あたし、590点だったの!」

光莉「そうなんだ〜 私は750点だったんだ」

葵「うわぁ〜!凄いじゃん光莉!さすがだね〜!」

光莉「いやいや…そんなことないって!親が厳しいんだよね…。」

葵「そっかそっか…でも努力は良いこと☆」


こうやって私の気持ちを分かりながら話してくれる葵が、私は大好きだった。

私は葵を、友達だと思ってる。

葵は…?