一人ぼっちのお姫様

真っ黒な人の形をした、何かだった。


「ヒッ」

私は小さな悲鳴を上げると教室から飛び出した。

真っ黒な何かは笑っていたのだ、ニヤリとその口は真っ赤に染まっていた。


私はそのまま走り家に帰ろうとした、でも、