一人ぼっちのお姫様


窓から校庭を見る。でも、
「誰もいない。」

「あっ!職員室ならっ!」

私は走りだした。なぜだか急に怖くなったから。

お願いっ!誰かいて!

「失礼しますっ。」

職員室に入ると、一人の先生がいた。
私はほっと息をはき、

「先生。他の人はどこに行ったんですか?」

先生は振り向いてくれない。話してもくれない。
おかしいと思い少しずつ近づいていく。

「せん、せい?」

バタッ

「え?」

私が先生の方に手を置くと先生は倒れた。

先生は………死んでいた。

「イ、イヤァァァァァ!」

な、なんで死んでるの?

「だ、誰か……」

震える体を引きずって先生の死体から離れた。先生の体からは赤い血が流れて乾いていた。

「誰がこんな事……」

「と、とりあえず、誰か呼ばな……」

ガラッ

誰かが職員室に入ってきた。
私は振り向き助けを求めようとした。
でも、そこにいたのは…………