何でだろう。
もう慣れてきた。
事件が起こるたびに
だんだん事件の深刻さが感じられなくなった。
というか、どうでもよくなった。
あたしも
先生も
みんなも
無視するようになった。
そして気がつけば6年生になっていた。
さやかとはクラスが離れてしまったが、
詩織とは一緒だった。
これからは詩織と生活していくー…。
色々あったが
結局6年では事件は起きなかった。
少なくとも、この日まではー…。
もうすぐ卒業。
…なのにあたしはインフルエンザで
ずっと休んでいた。
机には、
もう使わない心のノートが1冊おいてあった。
きっとあたしが休んでいる間にでも配られたんだろう。

