「百合~教科書忘れた!!
どうしよう…!!」
「あ、うちとなりのクラスに
知り合いいるから、その子に借りに行こ」
「うん、ありがと」
…1年4組。
「春美~」
百合歌がさけんだ。
春美ちゃんて子に借りるらしい。
「おっす百合歌…何?」
猫顔のガリガリの、
ちょっと男の子みたいな子がでてきた。
「こっちの…おかだ、まゆみちゃんが
理科の二分野の教科書忘れたんさっ、
だから貸してっ」
「・・・す、すみません」
目があった。
「いいよ~ちょっと待ってて」
これが、あたしと春美の出会いだった。
「はい、どーぞ」
「ありがとうございます…」

