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「おはよう、ユサリ」


朝起きて1番に挨拶をしてくれたのはお母さんだった。

今日は、土曜日。昨夜は色んなことがありすぎた。



結局、自分のことはわからないまま。

でも、もしも私が恋にかかっているとしたら、すぐに治療をしなくてはならない。

チャーロット先生の言ってることを信じていないわけではない。でも信じられない話でもある。


だって、そんな凄い情報を持った人が学校の保健の先生な訳あるわけない。オマケにそんな重い情報をポイポイ言いふらすわけがない。


でも、その理由が本当に“ 高校生が1番に恋にかかりやすい” と、“ 恋にかかる人に恋は病気じゃないと伝えて世界を変える” なら…納得しなくもない。



とにかく、私に出来ることは…きっと、考えないことだ。