生きるのが辛くないと言ったら、嘘になる。 私だって、ユズナこんな風になって、悲しくてしかたがない。 そして勉強も…それなのに、たった一人の男性のせいで私の集中力は消された。 そして、しくじった。 「…ユサリ…さん。幸せになれるといいですね。いつか…」 幸せに…。 それは、いつくるんだろう。 ユズナが、元気になったら? それとも、ADを受けたら? それとも、大学にまぐれで合格したら? 私には、幸せへのステップがなんなのか、きっととっくの昔に忘れてしまった。