「メグ…まさかADを…?本当に…」 シンの声は震えている。 「AD?したわよ?あなたも、あともう少しでするわよ。あなたの健康な毎日を祈っているわ」 メグはそう言ってにっこりと笑った。 そのメグの反応に私はドキッとした。 ADが…効いている。 そうわかったのだ。 前はメグはシンの名前を聞くだけで怯えてしまう。泣いてしまうほどだった。 苦しくてしかたなかったメグが… 思わず嬉しくなって口元が緩んだ。