地下一階、そこは真っ白な空間だった。さっきいたロビーとは雰囲気が違う。
そして真ん中にドアがあり、警備員さんが2人立っている。
「お疲れ様です。」
「お疲れ様です!結城さん!」
静愛さんがそう挨拶をすると2人の警備員さんも挨拶をした。
私も軽く頭を下げた。
「そちらのお方は?」
警備員さんに言われ「ああ、この子は…」と口を開いた静愛さんに慌てて私は自己紹介をした
「ユサリと申します。今日は見学に来ました。」
「ユサリさんですか。じゃあ身分証明書をお預かりしますね」
私は鞄から身分証明書を出し「どうぞ」と警備員さんに手渡しをした。
