「行こうか。」



静愛さんはそういって私の顔を除いた。

私はこくりと頷くと静愛さんの後ろをついていった。



入ると直ぐに広がった光景はホテルのロビーのような所だ。

天井はものすごく高く、どこか貴族のお城にいるようだ。



驚いたことに、警備員のガードは硬くなかった。

すぐにエレベーターに入っていくと静愛さんは地下1階のボタンを押した。


「地下に行くんですか?」

「あ、うん。研究所は地下一階よ」



そういって微笑む静愛さん。