やっと掃除も終わってユズナにご飯も食べさせると
私は静かにユズナの部屋を後にした。
時計は、6時前を指していた。
でも夏だから外はまだまだ明るい。
「あ、ユサ!ユズナさん眠った?」
突然声をかけられ私はそっちのほうを見る。
まっすぐな廊下の少し先に一番仲がいい友達の、メグがいた。
綺麗で、スラッと伸びた身長。モデルのような体型だ。
彼女とは仲が良くて、一番の親友だ。
「うん、今から帰るとこ。そうだ、メグ…誕生日おめでとう」
「あーありがとう!」
メグはそう微笑んで右腕を私に見せてきた。
メグの右腕には小さな白い絆創膏のようなものが貼られている。
